ウロコインコの寿命は平均15年と言われていますが、
これからお伝えする行動のうち、
ひとつでも当てはまっていたとしたら…
知らず知らずのうちに、
大切なウロコちゃんの寿命を縮めてしまっているかもしれません…
そうならないためにも、
今回お伝えする、
「ウロコインコの寿命を縮める危険性のある悪い行動15選」
を見ていただき、
大切なインコちゃんに元気に長生きしてもらえるよう、一緒に勉強していきましょう!
最後に、
わたし自身普通にしていたことが、
インコちゃんの健康に良くない行動だったと知り、
「なるほどな!」と納得させられたので…
皆さまにもお伝えさせていただきます。
それでは本題に入ります!
ウロコインコの寿命を縮める悪い15の行動
では、
ウロコインコの寿命を縮める危険性のある悪い行動について…
順番にお伝えいたしますね。
1.果物の与えすぎ
果物は水分と糖分が多いので、
与えすぎると下痢になったり、肥満になったりする危険性があります。
元々、
野生のインコは果物をほとんど食べません。
果物はインコにとって必要な食べ物ではないからです。
ですので、
果物を与える頻度は週1回程度にし、
与える量についても少量にする方が安心ですね。
2.日光不足
ウロコちゃんに日光浴はさせてあげていますか?
日光浴をしないと、ビタミンD欠乏症やストレス疾患など…
問題を引き起こす可能性が高くなります。
日を浴びることでインコの体内時計が整い、
ストレス解消、栄養補給、殺菌効果がアップするといった、
さまざまな効果が期待されます。
できれば毎日…
午前中に30分程、日光浴をさせてあげるのがベストです。
ただ、
熱中症になる危険性もあるので、
直射日光は避け、日陰を作ってあげるのを忘れないようにしてください。
また、短時間であっても、
日光浴中は絶対に目を離さず、十分気をつけて行うようにしてください。
真夏や真冬の日光浴はリスクも伴うので、
インコちゃん用のUVライトが安全です。
よろしければ一度チェックしてみてくださいね!
3.発情しすぎ
発情期が年2回以上起こる場合は発情過多かもしれません。
・飼育環境が合っていない
・生活時間のズレ
などの理由で、
発情し続けてしまうことがあります。
メスの発情が慢性化してしまうと、
卵詰まりやカルシウム欠乏症、卵管炎などの問題に繋がります。
オスについても、精巣腫を起こす可能性があります。
それ以外にも、
盰臓疾患や腎職疾患、関節疾患などを起こしてしまうことがあるので、
発情を慢性化させないようにすることが大切です。
4.卵産みすぎ
先ほどの話にもありましたが…
発情が慢性化すると、メスだけでも無精卵を産むようになります。
一度にたくさんの卵を産むと、カルシウムなどの栄養が卵にとられてしまい、
インコちゃんが栄養失調になってしまうことがあります。
さらに卵詰まりや卵管炎を起こしてしまうと、
命に関わることもあるので注意が必要です。
5.温度・湿度の管理不足
温度については、成鳥の場合は約 20°〜25°C前後、
雛鳥や老鳥の場合は約 25°〜30°C前後が適温とされています。
そして、
病気や弱っているときは約30°前後に温度を保ち、しっかりと保温をしてあげてください。
湿度は約40%を下回ると病気になりやすくなるため、
約50~60%になるよう、調節してください。
健康的な成鳥の場合は約20°C以下の温度でも飼育することができますが、
インコが本来生息している環境を再現するためにも、
特別な理由がない限りは、ヒーターやクーラーなどで適温になるよう調節してあげることが大切です。
ケージのそばに温度計・湿度計を置いておくと把握がしやすいですね!
6.観葉植物を置いている
観葉植物は、インコにとって有害な物があるので注意が必要です。
モンステラ・ポトス・セロームは危険な植物とされていて、
誤ってインコがかじったり食べたりすると、
中毒を起こし、嘔吐・下痢・けいれんなどの症状が現れ、
最悪、命に関わる恐れもあります。
もし、
観葉植物を置いている方は、インコに有害な種類ではないかチェックしてみましょう。
7.太りすぎ
お家で飼われているインコは、
食べ過ぎや運動不足が原因で、肥満になりやすい傾向があります。
肥満になると体が重くて飛べなくなったり、足を痛めたり、
動脈硬化や肝機能障害など…さまざまな病気に繋がります。
ですので、
エサの量はインコちゃんの体重の約10%を目安にし、
必要以上にエサやおやつを与えないようにしましょう。
そして…
健康に長生きしてもらうために、
体重測定を日課にし、太りすぎないよう体重管理を行うことが大切です。
8.エサがシードのみ
インコちゃんのごはんがシードだけだと、
たんぱく質・ミネラル・ビタミンなどが不足してしまいます。
健康を考えると、
必要な栄養素が全て配合されている、
総合栄養食と言えるペレットを主食にすることが理想です。
食事はインコちゃんの体の資本と言えます!
ですので、
シードとペレットの栄養素の違いや、与える際の注意点を紹介している、
こちらの動画↓をぜひ参考にしていただき、
シードよりもペレットを主食にできるよう、頑張ってみてください!
9.不衛生
エサや水は毎日交換されていますか?
食べ残しや飲み残しを放っておくと、
虫が沸いたりカビが発生したりして、病気の原因となります。
餌は毎日交換するようにし、
水も必ず毎日入れ替えて、
新鮮な食事を与えるようにしてくださいね。
そして、
インコちゃんのケージの掃除も、必ず毎日行うようにしましょう。
ケージ内にはフンやエサの食べ残しなどが飛び散っています。
たった一日で結構汚れてしまうので、定期的にケージを丸洗いすると気持ちが良いですね。
10.テフロン加工の調理器具の使用
テフロン加工のフライパンは、
高温になると空気中に有毒ガスを発生させるので大変危険です。
インコが有毒ガスを吸ってしまうと、数分で肺の出血と肺水腫を引き起こし、
呼吸困難、ふらつきなどの症状が現われ、
ほとんどの場合、治療する間もなく落鳥してしまいます。
テフロン加工のフライパンは、
使用方法を誤ると本当にこわい調理器具となるので、細心の注意が必要です。
また、
フライパンだけでなく、コンロについている魚焼き器についても、
テフロンガスが発生して、複数羽のインコが落鳥したという悲しい事故が報告されています。
以前、
わたしの動画でもテフロン加工の怖さについて詳しく解説させていただいておりますので、
気になる方はぜひ、こちら↓の動画もご覧ください。
しっかり対策することが大切ですね!
11.錆びたケージを使用している
インコちゃんのケージの柵や網の部分で、
錆びているところはありませんか?
とくに!
網の金属部分は、メッキが剥がれてサビてしまうことが多くあります。
もし、少しでも錆びていたら、
新しいケージに交換してあげるようにしてください。
錆びた部分をかじると、金属中毒などで体調を崩すことがあります。
ステンレス製のケージは、
サビにくく頑丈で安全性が高いのでおすすめです。
ぜひ、一度チェックしてみてくださいね!
12.アロマをたく
2018年1月、
“アロマを焚いてオカメインコが落鳥した”という情報が、SNSで拡散されました。
それまで、
アロマが危険という情報は、インコの飼育本などにも掲載されていなかったので、衝撃をうけました。
ですが、
ネット上では鳥さんだけでなく、
猫ちゃんにも中毒症状が発生していることが、多数紹介されています。
アロマの注意書きに、
「ペットのいる場所でオイルを焚く場合は換気にご注意ください。」
と書かれているものもあるそうです。
ただ、
アロマがペットにとって良くないことは周知されていますが、
具体的な原因については分かっていません。
ですので、
“アロマが有害”とは強く言えませんが、
危険性があるかもしれないアロマの使用は、控える方が良いと思われます。
また、
アロマだけでなく、香水や芳香剤・消臭剤についても注意が必要です。
13.カーテンで遊ばせる
うちのりっちゃんきィちゃんも、カーテンレールによくとまったりしているので、
一瞬ドキっとしてしまったんですが…
実は、
カーテンの下に重りとしてついている、
“カーテンウェイト”が危険だと言われています。
カーテンウェイトには鉛が使われていることが多く、
インコが舐めたり噛んだりして口に入ると、鉛中毒を引き起こすそうなんです。
事故を防ぐためにも、カーテン下で遊ばせるのは控えた方が良さそうですね!
14.チョコレートなどお菓子を置いている
チョコレートやお菓子を出したまま机などに置いているという方は、
すぐに戸棚に入れるようにしてください。
お菓子の中でも、
特にチョコレートはインコの命を奪う危険性の高い食べ物です。
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分とカフェインが、
インコの循環器や中枢神経に作用し、障害を引き起こすようです。
また、
人間のお菓子には糖分や塩分が多く含まれているので、お菓子についても注意が必要です。
お菓子類は全て、インコちゃんの見えないところに保管するのが1番安心ですね!
15.毎日体重を計っていない
毎日、インコちゃんの体重を計っていないという方は、
今日から毎日、決まった時間に体重測定をするようにしてください。
エサを食べる前と食べた後では数g変わるので、決まった時間に毎日計ることが大切です。
インコちゃんの平均体重を把握しておくことで、体調の変化にいち早く気づくことができます。
急激に体重が減ったときはすぐ、
かかりつけの動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
最後に…
わたし自身、今まで普通にやっていたことが、
インコの健康に良くない行動だったと知り、ハッとさせられた内容をお伝え致します。
ズバリ!
良くない行動とは、“手を洗わずに放鳥する”といったことです。
なんだ〜!そんなこと〜!?
と思っている方は危険です。
聞いたところによると、
ドアノブやスマホなどを触る人間の手は、
めちゃくちゃ汚れているとのことで、たくさんの雑菌がついています。
それだけでなく、
お菓子を食べた手、料理をした手には、インコにとって有害な食品がついている場合もあります。
ですので、
インコと触れ合う前には必ず、しっかりと手を洗うように徹底しましょう!
ただ、
アルコールはインコにとって有害なので…
使用の際は十分に気をつけてあげてくださいね。
まとめ
今回お伝えした、
「インコの寿命を縮める危険性のある悪い行動15選」は、
まだほんの一部分で、
他にも、気をつけたい内容はたくさんあります。
そして、
もうひとつ伝えたい大切なことは…
どれだけ気をつけていても、防ぎようのない事故もあるということです。
産まれてくる前に、“◯歳まで生きる”という運命(さだめ)のもと、
インコちゃんは産まれてきています。
ですので、
今回お伝えした内容に気をつけながら、
インコちゃんと楽しく、毎日笑顔で過ごすことが、1番大切だとわたしは思います。
皆さまとインコちゃんが、ステキな毎日を過ごせるよう願っています。
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